クリーニングを行って水没修理の診断をする
水没してしまった本体は、内部にどのくらい水が入り込んでいるか分かりません。電源が入らない状態になっていたとしても、すぐに水没修理に対応した修理専門店へ持ち込んで内部のクリーニング作業と修理可否の診断を依頼すると良いでしょう。
水没直後であれば、まだ基盤がショートしたり腐食している可能性が上昇している最中ですから、一刻も早く本体を修理専門店へ持ち込んで、内部クリーニングを実施することが大切です。一旦全ての部品を分解しながら水分と不純物を除去し、基盤がショートしている箇所が無いことと、腐食が発生していないことを確認する必要があります。問題なければ、再度組み立て直して動作テストを行なえば、自宅のPCに繋いで最後にバックアップを取った状態にまで手軽に戻せます。

物理破損に注意して電源を無理に入れない
内部に入り込んだ水分には、不純物がある程度混ざっているので、ショートの原因だけでなく基盤腐食原因ともなります。物理破損と呼ばれるショートや基盤腐食を起こさないように、水没した時には一刻も早く分解クリーニングが必要となるわけです。無理に電源を入れようとすると、内蔵バッテリーには十分な電源が残っているので、基盤のショートを誘発する結果となりかねません。
電源を本当に入れても良いのは、クリーニング作業を行った結果として、基盤に異常が無いことが確認された時に限られます。修理が必要な箇所が残っている段階で、無理に電源を入れる行為そのものが基盤ショートの原因となるわけです。物理破損を起こしてしまうと、内部の部品交換が必要となり、大規模な修理に発展しかねません。